先日各キャリアからXperiaZ4が発売されました。また年度末から投げ売りだったXperiaZ3はかなりゆるい条件で一括0円になっています。Z4はZ3のマイナーアップデート感がぬぐえずスペック的にもさほど違いはないので、どっちを買ったほうが得なのか考えてみました。
XperiaZ3
- 現状、Z3の処理性能で不便は感じていない
- 今はZ3の一括0円の案件がたくさんあり安く運用できる
- バッテリーの持ちがよく頑張れば2日通して使える
XperiaZ4
- 細かい改良が加えられている
- CPUがオクタコアになった(発熱が心配かも?)
- バッテリーの持ちが夏モデルの中で最悪
この記事の目次
XperiaZ3の良くなかったところを振り返ろう
本体の不満点
曲がる(バナナペリア現象)
曲がりました。大型スマホの宿命か、素材の問題なのかは分かりませんがZ3はいつの間にか曲がりました。ネット上でも曲がった報告は結構目にします。このあたりはZ4は改善は加えられているのでしょうか。
現在私は2台目(交換品)をガラスフィルムのみのほぼ裸でしようしていますが曲がる気配はありません。個体差の問題だったのかな?
USBの充電端子がやっかい
USBケーブルで充電するときはキャップをはずしてからケーブルを指します。溝に爪をひっかけて外すので爪の長い人(身だしなみに気を使わない野郎orネイルしている女性)は外しにくいです。またゴム状の部品で接続されているので頻繁に付け外ししているとちぎれる……かもしれませんね。Z4ではキャップ無しになっています。
カメラの不満点
画質
このブログで何回も言っていますが、スマホのカメラは所詮スマホのカメラであって、デジカメのカメラと比べて優劣をつけられるものではありません。気軽に撮れたりSNSの投稿への親和性が優れているのであって、画質は確実にデジカメに劣ります。これはスマホの構造上の問題なのでXperiaだからどうこう、という訳ではありません。
高感度で夜景を綺麗に撮れる、というのを売りにしていますが実際はそこまで綺麗に撮れません。どうしてもノイズは出ます。ソニーのサイトに高感度撮影の写真が掲載れていますがかなり縮小されています。等倍でみるとノイズがひどいためノイズを目立たさないように縮小しているのだと邪推します(笑)。
http://www.sonymobile.co.jp/xperia/
Z3でとった夜景を縮小していました。拡大するとノイズが目立ち、フォトショップのぼかしフィルターをかけたような質感になります。
しかし処理速度はZ3で問題なし
スマホカメラのメリットである『気軽に撮れたりSNSの投稿への親和性』ですが、この点はばっちりです。カメラの起動速度はZ3でも問題ありません。カメラアプリのアイコンをタップして1秒以内にシャッターをきれる状態になります。
活用されないシャッターボタン
本体右側面にこのようなボタンがついています。これでカメラを起動したりシャッターを切ったりできます。が、まったくと言っていいほど使いませんでした。というかこのボタンを押して撮影しようとするととにかくブレる。物理的なボタンをおして撮影するのと画面をタップして撮影するのでは本体にかかる振動が段違いですので、わざわざボタンを使う理由は見つけられませんでした。
なおこのカメラボタンはZ4でも健在です。
XperiaZ4の進化した点
- 小型化、軽量化
- スロット類をまとめたことによりスッキリしている
- CPUの処理能力
- インカメラの画素数
- 無線通信の高速化
デザイン面
USBの差込口が本体下部にきてキャップレス防水になっています。キャップの煩わしさはなくなりました。またsimカードとSDカードのスロットを統一し、1枚のトレイにsimカードとSDカードをいれる仕様になっています。開閉部が1つになったのでシンプルな仕上がりになっています。マグネット充電端子は廃止されてしまったようです。
またZ3が約146㎜×約72㎜×約7.3㎜の152gに対し、Z4は約146㎜×約72㎜×約6.9㎜の144gとなり若干の小型化、軽量化がされています。
インカメラ(前面カメラ)
Z3の220万画素から510万画素に画素数が上がっています。自撮りが綺麗に撮れそうです。
CPUのオクタコア化
Z3のSnapdragon 801(2.5GHzクアッドコア)からSnapdragon 810(2.1GHz+1.5GHzオクタコア)に変更。64bitCPUで、グラフィック性能も格段に向上しています。
しかし発熱の問題もあるようです。http://9to5google.com/によると、Snapdragon 810を搭載したHTC ONE M9はCPUによる過熱問題が発生しています。
via http://9to5google.com/
同じテストを行ったところ、Snapdragon 810を搭載したHTC One M9は高温になっています。55度であれば低温やけどしそうな発熱です。ちょっと心配ですね。このあたりはソフトウェア側の制御でなんとかするのでしょうか。
CPUの64bit化によりメモリは3GB以上搭載できますが、Z3と変わらず3Gのままでした。
通信速度の向上
受信速度が受信225Mbpsに向上しています。7GB制限かかったら意味ないけど
劣化した点?
バッテリーのもちが最悪だそうです。CPUの発熱も影響しているのでしょうか。詳しくは以下。
Xperia Z4 SO-03Gのバッテリー比較、実使用時間が夏モデルで最低であることが判明
http://sumahoinfo.com/
Z3とZ4の比較表
Z3 | Z4 | |
---|---|---|
サイズ | 146㎜×72㎜×7.3㎜ / 152g | 146㎜×72㎜×6.9㎜ / 144g |
ディスプレイ | 5.2インチ FullHD解像度 | 5.2インチ FullHD解像度 |
CPU | Snapdragon 801クアッドコア 2.5GHz | Snapdragon 810 オクタコア(2.0GHz×4コア+1.5GHz×4コア) |
メモリ | 3GB | 3GB |
ストレージ | 32GB | 32GB |
電池容量 | 3100mAh | 2930mAh |
防水/防塵 | 防水(IPX5/IPX8)、防塵(IP6X) | 防水(IPX5/IPX8)、防塵(IP6X) |
最大通信速度 | 受信150Mbps/送信25Mbps | 受信225Mbps/送信25Mbps |
カメラ | 2070万画素 / 220万画素 | 2070万画素 / 510万画素 |
正直、うおおおおおお!ってなるほどの違いはなかったです。マイナーアップデートとみていいでしょう。
上記にあげたZ3のデメリットを甘受けできるのであれば、Z3で問題無いと思います。Z3はまだ戦える。
Z3を一括0円で買う方法
一括0円と実質0円
まず一括0円と実質0円は違います。間違えると維持費が変わってきますので気をつけましょう。
端末を割賦で購入すると、分割代相当額が毎月割引されます。これが実質0円。端末が一括0円の場合は、0円なので分割代を支払う必要がなく、さらに月々の利用料金から分割代相当額が割引されます。
Z3を一括0円で購入できるショップの探し方
格安携帯・スマートフォンTwitter情報
http://www.kakuyasukeitai.info/
MNPラボ乗り換え案内
http://mnp-labo.com/
などで一括0円の店を探せます。また月末や決算月に家電量販店にいくとZ3はたいていMNP一括0円で売られています。
まとめ
Xperiaシリーズは半期に1回というハイペースでモデルチェンジを行っているので、Z4も年末になれば一括0円になる確率が高いです。それまで待てるという方は待ってみるのもいいと思います。
私的には、Z4で大幅な進化は感じられなかったので今携帯の買い替えを検討している方は安いZ3でいいと思います。私もZ3を使っていますが、処理性能で困ることはないです。スマホのスペックが頭打ちなこともあり、これからも十分使っていける端末です。
ではでは。