2年以上前からずっとやっているネトゲ、World of Tanks。全世界で7,000万人以上という意味不明なプレイヤー数を抱える戦車アクション。ガルパンの影響もあり日本でもそこそこ知名度があります。
この記事の目次
ゲームのシステム
15VS15で2チームに別れて戦います。リスポン(死んでも復活)しないので、ゲームの後半は少数対少数の戦いになり緊張感が増します。
ここが面白い
無課金で楽しめる
国産ゲームにありがちな「ガチャ」や「課金すると俺TUEEEEができる」などがない事。公式がFree to winを謳っていて課金による優劣はありません。プレイヤーの実力……戦車や地形に関する知識や判断能力、味方との連携での勝負です。逆に、1人で絶望的な状況を覆すのは難しいです。
ゲーム性と再現性のバランスがいい
砲塔の旋回速度や砲弾の装填速度は史実のスペックよりも速いです。燃料切れを心配することもなく、不発弾に頭を抱えることもないので勝負に専念できます。
通常、戦車の中の人は覗視孔(てんしきょう)という、ドアの郵便受けみたいな小窓から外を見るのですが、WOTは基本的に鳥瞰視点で操作します。スナイパーモード(砲手視点)でも上の画像のようにクリアに外を見ることができます。戦車はHP(ヒットポイント)制で、弾が貫通しても車内で榴弾が爆発しても、体力ゲージが残っていれば撃破されたことにはなりません。このあたりは実車を再現するより、ゲーム性に振り切っていますね。
装甲などはよく再現されています。どこを撃っても均一にダメージが入るのではなく、厚いところは弾かれ、エンジン付近の装甲を貫通すると副次的にエンジンを故障させたりできます。車体各部の装甲厚、エンジンや弾薬庫などの配置は覚えておいた方が有利にゲームを進められます。弱点は遮蔽物で隠す、相手の装甲の薄いところを狙う、知識がものを言うのでミリオタの方ならすんなり覚えることができると思いますが、戦車に興味のない方はこのあたりは大変かも……? とはいえ、大半の戦車は砲塔が固く、車体側面や背面の装甲は薄いです。
流血、グロ描写がない
搭乗員という概念はあるのですがゲーム中に人物描写はありません。人が死なないゲームです。
グラフィックが綺麗
画質設定を最高にすると映画並みの迫力になります。
ここが残念
結局は友軍ガチャ
World of Tanksは個人プレーではなく団体戦です。赤のマーカーの戦車が攻撃対象の戦車、緑のマーカーの戦車が攻撃しなくてもいい戦車(往々にして味方と言えない時がある)。味方との連携がとれれば威力は絶大ですが、味方が連携を取れず各々が各個撃破されてしまうと戦線は総崩れです。日本のプレーヤーは全体的にみると少数派なので仲間とのコミュニケーションは英語のチャットで行うので、簡単な指示は出せるぐらいの英語力はあったほうがいいです。
Free to winのため課金の有無は勝利に関係なく、いくら課金しても味方がひどすぎると負けが続きます。開始3分で味方の半数が撃破されると勝利は絶望的なので、勝利ではなくいかに経験値・クレジットを稼げるかを念頭に置き戦うようにしています。
戦車の種類
軽戦車・中戦車・重戦車・駆逐戦車・自走砲の5種類があり、それぞれ役割が異なります。
軽戦車
足の速さと視界を活かしての偵察がメイン。装甲は無いに等しく、砲の威力もありません。隣で味方が次々と撃破されていっても応戦せず、敵の情報を他の味方に伝えることに専念します。1発も発砲しなくても敵戦車を発見すれば経験値は入り、見つけた敵戦車を味方が攻撃しても経験値は入るので、交戦による与ダメージではなくスポットで稼ぐタイプ。
中戦車
火力・防御・速度がバランスよくまとまっていています。進撃によし、陣地防衛によし、援護によしオールマイティーに使えます。
重戦車
分厚い装甲と強力な火力で戦線を食い破ります。足が遅く車体が大きいため敵に発見されやすい反面があります。単体での運用は難しく、味方からの索敵やバックアップが重要になります。
駆逐戦車
駆逐戦車、突撃砲、戦車駆逐車、砲戦車などなど国によって呼称は違いますが、駆逐戦車の名前で統一されています。回転砲塔を持たない代わりに一回り強力な固定砲と、高い隠蔽率を持っています。遠方からの狙撃や待ち伏せなどで威力を発揮します。回転砲塔がないので接近戦には弱く、近接戦闘を仕掛けた場合、あるいは近接戦闘と取らざるを得なくなった場合はたいてい敗北を意味します。
自走砲
後方から大口径の砲弾を打ち込む移動式砲台。足が遅く、装填時間が長い代わりに1発あたりの威力は絶大です。装甲はないので後方からの支援に徹します。一部の車両は砲を水平にし駆逐戦車モードにすることができます。
ではでは。