6月になりました。5月病を患っても持ち直すか、あるいは本当にモチベーションが枯れて自分の人生に絶望する時期だろうと思います。特に今年新卒で社会に出た人にとっては「こんなはずじゃなかった」「内定を蹴った他社に行ってたほうがマシだったかもしれない」「生き生きと仕事に打ち込んでいる同級生がうらやましい」と思い始めるかもしれません。
そこで頭をよぎるのは退職の二文字です。私は労働原理主義者ではないし、働く働かないは個人の意志を尊重すべきで、各々が勝手に判断して良いと思います。しかし社会に出たからには最低これだけは、という働かないといけない期間があります。人によっては5年、3年とありますが、私の場合は1年です。あなたが今年入社した新卒なら、こんなクソみたいな会社やめてやると思っても1年は働くことを目標にしてはいかがでしょうか。
ただし、以下に当てはまる人は除外。
- 会社がブラックで、これ以上働くと心身の健康に支障が出る
- 会社が違法な業務を行っており、働くと自身が逮捕される恐れがある
- 今より好条件な転職先がすでに見つかっている
- 独立して飯を食っていけるだけの実力がある
- 実家が金持ち
- というか実家の庭から石油が出た
これらに当てはまる人は今の会社で無理に働かなくてもいいし、場合によってはすぐに辞めないといけない。
1年にこだわるかというと、精神論や根性論ではなく「失業手当」がもらえないからです。失業手当がないと、その後の生活は困窮し恐らくは人より大変な人生に足を踏み入れることになります。
失業手当とは?
会社を辞めても、再就職支援のために一定期間お金がもらえる制度です。税込み月収の50~70%が一定期間給付されます。
さらに職業訓練を受講すれば給付期間を延長できます。期間は3ヶ月、6ヶ月、12ヶ月と長期にわたってあり、無料でスキルを身につけながらお金をもらえます。
この仏のような制度ですが、利用するには条件があり雇用保険に1年以上加入している必要があります。つまり半年たたずに会社を辞めてしまった場合、最低限のセーフティーネットにも入れないまま就職活動をすることになります。
失業給付金受給のための条件
失業給付金をもらうには条件があります。
- 働く意思があり、いつでも就業できる状態であること
- 雇用保険の被保険者の期間が12ヶ月以上あること
1に関しては、病気や怪我の治療で休養が必要な人は受給できないということです。働ける状態にある人が就職できない場合の手当、と考えましょう。
2は上にも書きましたが雇用保険に加入している期間が12ヶ月必要となります。企業が人を雇う際に雇用保険に加入させることが義務付けられているので初任給から雇用保険が引かれています(=就業した月から被保険者になっている)。
※自発的に退職する自主都合退職であれば12ヶ月ですが、会社の人員削減などによるリストラは6ヶ月でおkです。ちなみに私は新卒で入った会社が3ヶ月で潰れたので何も貰えませんでした★(テヘペロ
失業給付っていくら貰えるの?
22歳で税込み月収20万円で半年間会社に勤めていた場合、3ヶ月間で40万程度支給されます。1ヶ月あたり概算で16万円なので、質素な生活をしているれば凌ぐことができます。
計算式は年齢や収入によって若干異なるので、以下のサイトのシミュレータで出してみてください。
http://koyou.tsukau.jp/article/keisan.html
ではでは。