だと思った。
楽に小銭を稼ぐなら、アフィサイトなんて作ってないでプログラミング覚えてwebサービスつくろうぜ、って小話です。楽にというのは管理コストを減らすという意味で、忙しい主婦でも1日10分の簡単な作業で札束ウェーイな話ではないので悪しからず。
この記事の目次
僕はもうアフィサイトの記事書いたりコンテンツの追加に疲れたよパトラッシュ、と思ったら
情報は鮮度が重要で、放置していても永続的にチャリンチャリンが発生するなんてことはありえない。どんなサイトも放っておけばいずれ枯れる。なので管理者は定期的に記事なりコンテンツを追加しないといけない。自由を求めたつもりでも首もとには鎖がついており、その先は労働へつながっている。
外注化という手もあるがそれはそれで管理コストが増える。以前ランサーズとShinobiライティングに手を出したことがあるが思っていたような記事はできなかった。ライターと阿吽の呼吸で意思疎通できるコミュニケーションお化けじゃない限り難しいと思う。マニュアルで杓子定規に進むようなものではない。
CGMサイトで楽したい
CGMサイトとはConsumer Generated Mediaの略で、ユーザーがコンテンツを追加していくサイト。ヤフー知恵袋みたいなのをイメージしてもらえばだいたいあっている。コンテンツの主体はユーザー投稿なので運営者側はコンテンツ作成の手間から解放される。
- Q&Aサイト
- ナレッジ投稿サイト
- キュレーションサイト
- コミュニケーションサイト
などなど。簡単なものであれば個人でも作ることができる。
ちゃっちゃとwebサービスを作る
取得するだけならRubyやPHPはとっつきやすい。軽自動車に軽油を入れるような残念な人じゃなければ誰でも取得できる。小規模なWebアプリも参考書を何回か読めば作れるようになる。
しかしPHPでブロックチェーンをやれと言われたらどんな豪傑も逃げ出すだろう。なので簡単な言語で簡単な処理を組み合わせてなるべく難しくないのを作る。データベースのCRUD(作成・読み取り・更新・削除)、セッションの管理、APIを覚えれば、個人が想像できるほとんどのWebサービスは作成できる。畢竟、どんなサービスもデータの読み書きをどう見せてるかにすぎない。
サーバーもレンタルサーバーにして管理の手間を減らしてしまおう。
フレームワーク
ケース・バイ・ケースだけど、あまり俺は使わない。
楽に作る、という意味ではフレームワークも検討できる。PHPならLaravel、RubyならRuby on Railsなど。ただ導入がとっつきにくかったりレンタルサーバーで動かないので積極的に検討するべきではない。VPSやIaaSを使い出すとインフラやセキュリティも考慮しなければならず、楽に、というコンセプトから外れてくる。しかも個人レベルでは大したコストメリットがない。HerokuやSqaleもコスト面で見合わない。1アプリに1,000円以上使うことになり、ぽんぽこアプリを量産できない。俺は家の庭から石油がでてきたら検討する。
つまりレンタルサーバーで動くフレームワークを選ぶことになる。LaravelならいくつかのSSHが使えるレンタルサーバーで動かすことができるが動作が安定しなかったり、重かったりする。昔狂ったようにLaravelの最新バージョンを追っていたことがあるが、情報が少なく未知の不具合と遭遇した時は泣きながらディスプレイを叩き割った。
何度かWebアプリを作っていると副産物としてオレオレテンプレートエンジンやオレオレURLルーターができあがるのでそういったものを使いまわすことで落ち着いた。もちろん、大規模なサービスを迅速に立ち上げるならフレームワークを使ったほうがいい場合があるが、学習コストを含む導入コストと相談しよう。
個人のwebサービスを置くサーバーの選び方
アフィリエイターや個人のサイト制作者が使うようなレンタルサーバーを選ぶ。PHPかRubyが使えればなんだっていい。SSHとGitが使えればベスト。
EC2やGCEは普通のレンタルサーバーと同じ感覚で使うとコスト(費用や手間)が高くつく。使うならAWSのLambdaやGCPのAPIを無料枠の中で使うのがいい。
レンタルサーバーを使うメリットとして、インフラの設計やセキュリティ(アプリ側を除く)を考慮しなくてよくなる。また複数のサービスを月1,000円のサーバーに入れておけばその分費用を按分できるので1アプリに対するインフラコストが100円ぐらいになる。
デメリットはサービスがバズると負荷に耐えきれなくなるのと、制約が多いこと。しかしサービスが人気になって十分な収益が見込めるようになってから脱出ボタンを押して上位プランやAWSに逃げ込めばいい。
なんにせよ、ちゃっちゃとアプリを作ることが目的なので初手はレンタルサーバーでいい(と思うよ)。
余談、APIの活用例
ちなみにGCPにはGoogle Cloud Vision APIというのがある。画像を識別してこの画像はなんぞやというのを教えてくれるAPIなのだが、アダルトコンテンツの識別とか結構いろいろできる。なのでユーザーに画像を投稿してもらうwebサービスを作ったとしても、このAPIでセーフサーチをすればいくらか管理の手間は減る。
いかに収益化(マネタイズ)させるか
PayPalや決済サービスも豊富なAPIがあるので、サービスの対価としてユーザーからお金をもらうことは個人でもできる。しかし直接お金をもらうとその分の責任が生じるし、返金だのなんだの問題が発生すると色々と大変になる(ほんとうに大変)。
なのでアフィリエイト広告がベスト。
そう、結局やることは普通のアフィリエイターと変わらない。媒体がwebサイトかwebサービスの違いしかない。サイトのユーザーが広告をクリックし、その先でなんらかのアクションをすれば収益となる。例えば「転職したい人向けのQ&Aサイト」を作ったとすれば求人に関する広告を貼っておく。「仮想通貨のデモトレードができるサイト」なら本当に取引したくなったらこちら。みたいな広告を貼る。それだけだ。
察しのいい人は感づくと思うが、リテラシーが高い人は本当に広告をクリックしないのでアフィリエイトの広告収入をマネタイズの手法とする以上、リテラシーの低い人をターゲットとしてwebサービスを設計する必要がある。意識の高い俺が、意識の高いサービスを作って、意識の高い方からフィーを貰って、意識の高いwin-winな関係を築く、なんてのは幻想だ。
個人webサービスでどうやって集客するか
基本的にアプリを作っても誰も存在を知らないし、検索エンジンでヒットしない。どうやって集客するか…なんてノウハウが豊富にあれば、俺はサラリーマンなんぞやっていない(ので具体的なノウハウは書かない、というか書けない)。
金で解決するのも1つの方法だと思う。広告、サクラにはある程度コストをかける意味がある。
無料でできる施策としては、
- 個人のwebサービスを宣伝するサービスでの告知
- SNSでの告知
- 自分のブログでの告知(人気ブログなら効果はあると思う)
- SEO
があげられる。
たまたま有名人にリツイートされた、2chでさらされた、大手メディアに取り上げられた、なんてことがあれば軌道に乗るかもしれない。
俺がいままで集客できた、というか一定のユーザー数がついたアプリは、ほとんど偶然からだと思う。具体的なノウハウには落とし込めない。
ではでは。
続くっ!