今日のテーマは副業について。今まで何社か経験してきましたが、すべての会社で明示的に就業規則で副業を禁止していました。
いささか綺麗事ではありますが、会社と従業員の関係は労働力を提供する代わりに賃金を得ているのだけの関係であって、それ以上を望むのは強欲が過ぎるというものでしょう。
ここでは一旦、副業イコールアフィリエイトと定義して話をすすめていきます。
この記事の目次
副業が禁止されている主な理由
情報漏えいの懸念
アフィリエイトをやっていて、その会社の従業員しか知り得ない機密情報をぽんぽこ書いてしまうと情報漏えいになります。例えばあなたがMVNO事業者に勤めていたとして、機密情報(NTTから帯域を借りている条件、顧客のトラフィック利用状況)を書いてアフィリエイト記事を作ってしまうと完全にアウツです。やめましょう。
ただそれだけだと副業を禁止する理由にならないですよね。
やらかす奴は何をしてもやらかすので、こういった情報は居酒屋、友人との会話、家族、などからも漏れてしまいます。従業員のモラルの問題なので副業だけを槍玉に挙げる理由にはなりません。機密保持規定を守って副業すればいればいいだけですから。
対外イメージの悪化
なんらかの形で副業が取引先にばれてしまって印象が悪化するのを懸念する場合。「1日1時間の簡単なコピペ作業で札束ウェーーイwww」みたいなセミナーを本名+顔出しで開催しそれが取引先にバレた場合、確実に印象は悪くなります。
まぁ顔や氏名を公表しなければいいだけの話ですよね。アフィリエイトはどちらも公表することなくできます。自分で公開しない限り、氏名は分かりません。私はこのブログでアフィリエイトをやっていますが、あなたは私の本名を知りません。これも個人のリテラシーの問題でしょう。
こういった事情で規制するのであればパチンコ・その他公営ギャンブルも規制しないと筋が通らないですよね。
「御社の従業員がパチンコやってたんですけど…!」
「御社の従業員が馬しかいない動物園にいたんですけど…!」
「マカオにいったら御社の従業員がいたんですけど…!」
仕事のパフォーマンスへの影響を懸念する
副業に注力しすぎるあまり本業へ支障がでること懸念するケース。
これも個人の裁量だ。誰だって飲み過ぎた次の日は体が重いし、恋人と別れた次の日はつらい。プライベートからくる仕事への影響をなくすには、
- 友人と遊ぶ
- 恋人とデート
- 家族と団欒
- 趣味の活動
こういったものを規制しなければいけない。神にでもなったつもりか。逆に1日2-3時間で翌日のパフォーマンスに影響がでないのであれば口を出すべきではない。空いた時間で何をしようと個人の勝手だ。
会社に対しての帰属意識がなくなる
会社以外から報酬を貰うことによって、会社への帰属意識がなくなるパターン。
会社からの給与が30万だとして、副業でも30万ぐらい儲かっていると「次理不尽なことがあったら会社辞めてもいっかー★」ってなるかも知れないですね(私はそんなに儲かってないけどさ)。
会社が老後の保証をしてくれるでもなく、家族の面倒をみてくれるでもなく、恒久的なやりがいを提供してくれるわけでもないので、外の世界を見せずに会社に幽閉するのは理不尽でしょう。
副業が会社にばれた場合のアウト返し
偉い人「副業していますね。今すぐやめてください」
バレた人「あなたがパチンコやめたら私もやめます」
偉い人「パチンコは趣味です、関係ありません」
バレた人「景品を古物商で金銭と交換しているので副業ですよね、はい論破」
偉い人「ぐぬぬ」
※冗談です
ではでは。
よい副業ライフを。